フィンエアー、パイロット組合との協約失効で急な運休発生の可能性を告知

フィンエアー、パイロット組合との協約失効で急な運休発生の可能性を告知

ニュース画像 1枚目:フィンエアー、尾翼
© Finnair
フィンエアー、尾翼

フィンエアーは2016年11月15日(火)付けで、パイロット組合との労働協約が失効したことを受け、急な運休に加え、ヨーロッパ域内便ではウェットリースの導入で対応すると発表しています。

フィンランド・パイロット協会(Finnish Pilots’ Association)がそれぞれのパイロットに設定した労働時間の規定から、病欠で急遽、パイロットが休む場合にスタンドバイのパイロットが条件に満たない等の場合が発生することが考えられ、一部便は欠航となる可能性もあるとしています。同社は現在、A350の導入に伴う運航乗務員の移行訓練も実施しており、通常より少ないパイロットの人員で運航を行っています。

なお、フィンエアーは11月27日(日)に長距離路線で1便を欠航しています。こうした欠航についてはフィンエアーのウェブサイトでリアルタイムに更新する発着案内に加え、利用者にはeメールで通知される予定です。

欠航となる場合は、無料で指定された期間内での旅行日の変更、全額払い戻しの対応となります。

フィンエアーは、欠航となった際は利用者に最適な代替便を提供するとしているほか、パイロット協会との合意に全力を尽くし、通常の運航体制を目指していくとしています。

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