ボーイング、トランプ次期大統領のエアフォース・ワン発言にコメント

ボーイング、トランプ次期大統領のエアフォース・ワン発言にコメント

ニュース画像 1枚目:ボーイング最新の747、747-8インターコンチネンタルの初飛行
© Boeing
ボーイング最新の747、747-8インターコンチネンタルの初飛行

ボーイングは2016年12月6日(火)付けで、トランプ次期アメリカ大統領がTwitterで「エアフォース・ワン」をキャンセルするとコメントしたことについて、同プログラムについての声明を発表しました。

ボーイングは、747-8をベースとする大統領専用機について、「独自の要件を満たす複雑な軍用機の能力を判断するため、現在1億7,000万ドルの契約を締結している。アメリカ空軍と協力し、アメリカの納税者に最高の価値をもたらすよう、最高の大統領専用機を提供する」と述べるに留めています。

これは、エアフォース・ワンが747-8の貨物機や旅客機ではなく、平時から緊急時まで対応可能な能力を装備する独自仕様の機能を加える改修や機器の搭載など、細部にわたる仕様へ対応を進めているものを改めて説明したものとみられ、引き続きアメリカ空軍、大統領からの要望に応える姿勢を示したものです。

なお、ボーイングはエアフォース・ワンの現行VC-25(747-200)から747-8に更新する際のメリットを説明するページも設けています。その一例では、ワシントンD.C.からVC-25の航続距離は東京までの6,735海里のところ、香港までの7,730海里に伸びるほか、年間で16トンの燃油削減ができることなどをアピールしています。

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