ピーチ、12月22日のMM1028便が重大インシデント 閉鎖滑走路に着陸試み

ピーチ、12月22日のMM1028便が重大インシデント 閉鎖滑走路に着陸試み

国土交通省は2016年12月22日(木)、12月22日0時39分ごろに羽田空港に着陸を試みたピーチのMM1028便について重大インシデントと認定、これを受けて運輸安全委員会が調査を開始しました。

MM1028便は、12月21日(水)22時07分に台北・桃園空港を離陸し、羽田空港に向かっていたもので、着陸時に管制官が指示した滑走路ではなく、閉鎖中のD滑走路23に着陸を試みました。着陸前に誤りを認識し、改めて着陸をやり直しました。

Flightrader24のデータによると、D滑走路への着陸を試みて100フィートまで降下し、速度は134ノットとなっています。この便は着陸復行後、12月22日0時55分に羽田空港のC滑走路の16Lに着陸しました。

ピーチはこれを受け、利用者、関係者に対し「ご心配、ご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」と陳謝し、運輸安全委員会の原因調査に全面的に協力し、原因の分析に基づいた再発防止策を策定し、信頼回復に向けて全社をあげて取り組むとしています。

なお、当該のMM1028便は、機体記号(レジ)「JA811P」で運航しており、乗客は乳幼児3名含む158名、運航乗務員2名、客室乗務員4名、計164名が搭乗していました。

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