ボーイング、NATO向けE-3 AWACSのフライトデッキをアップグレード

ボーイング、NATO向けE-3 AWACSのフライトデッキをアップグレード

ニュース画像 1枚目:アップグレードされたE-3のコクピット
© Boeing
アップグレードされたE-3のコクピット

ボーイングは2016年12月13日(火)、NATO向けE-3空中警戒管制システム(AWACS)機のフライトデッキ・アップグレードの1機目を納入しました。このAWACSでは14機を受注し、今回の再納入はその1機目です。

改修は、通信・航法・監視/航空交通管理(CNS / ATM)デジタルフライトデッキとアビオニクスの向上・強化で、現在から将来の航空交通管制、航行要件の準拠に対応、保証されるものです。

アップグレードでは、フルカラー・グラス・ディスプレイが5面装備され、乗務員はエンジン、ナビゲーション、レーダーデータなどを確認し、それぞれの任務を遂行します。デジタル機能で、NATOはフライトクルーを減員でき、効率性を高め、コスト削減につながります。

ボーイングはのこる13機のNATO向けE-3セントリーのアップグレードを実施していきます。すでに2機目の改修が進められており、この改修は2018年に完了する予定です。なお、アメリカ空軍向けのAWACSでもアップグレードが進められており、こちらは2017年に完了する予定です。

メニューを開く