P-1とC-2、ニュージーランドと交渉開始か 対抗はP-8とA400M

P-1とC-2、ニュージーランドと交渉開始か 対抗はP-8とA400M

ニュース画像 1枚目:海上自衛隊が導入しているP-1哨戒機
© 海上自衛隊
海上自衛隊が導入しているP-1哨戒機

政府は海上自衛隊に導入されたP-1哨戒機、航空自衛隊に導入されたC-2輸送機について、ニュージーランド空軍への導入をめざした交渉を開始したと、2017年1月3日付けの日経新聞が伝えています。ニュージーランドはP-3Kの更新でP-1と737をベースとしたP-8哨戒機、C-130Hの更新でC-2とエアバス・ディフェンス・アンド・スペースのA400M輸送機がそれぞれ提案する模様です。

ニュージーランド空軍は現在、P-3K2を6機、C-130Hを5機、保有・運航しており、この11機分を更新するとみられます。日経記事では、防衛省と川崎重工の担当者がニュージーランドで基本性能について情報提供し、交渉を進めているとし、一部の部品での共同生産の検討も行う可能性を伝えています。

海上自衛隊は2016年11月9日(水)から11月23日(水)にかけて、ニュージーランド海軍が主催する国際観艦式、ADMMプラス海洋安全保障実動訓練「マヒ・タンガロア16」、ニュージーランド海軍主催の多国間共同訓練「ナタヒ」への参加で護衛艦とあわせ、第31飛行隊のP−1を2機、ニュージーランドに派遣しています。

このうち、ニュージーランドで発生した地震に伴う国際緊急援助活動に「5505」を使用し、11月15日(火)から11月18日(金)の間に計3回、約11時間にわたり被災地上空を飛行し、目視による確認、写真撮影などを行いました。

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