エアバス、A330neo初号機をロールアウト 3機体制で型式証明を取得へ

エアバス、A330neo初号機をロールアウト 3機体制で型式証明を取得へ

ニュース画像 1枚目:トゥールーズでロールアウトしたA330neo
© AIRBUS S.A.S.
トゥールーズでロールアウトしたA330neo

エアバスは2016年12月24日(土)、開発を進めているA330neo初号機をロールアウトし、その画像を公開しました。この機体はA330-900で、製造番号は「1795」、機体記号(レジ)は「F-WTTN」です。

この初号機は2016年9月27日(火)に最終組立を開始していたものです。A330-900はこの機体に加え、製造番号「1813」と「1833」の3機を試験飛行機として使用し、型式証明の認証プログラムを進めていきます。

なお、A330neoのうち、A330-900のローンチカスタマーにはTAPポルトガルと発表されており、この機体は製造番号「1836」とみられます。2016年4月の発表では納入は2017年末と発表されましたが、この納期は搭載するロールスロイスのトレント7000エンジンでの問題から、2018年第1四半期に遅れる模様とも懸念されています。

なお、A330neoはA330-900とA330-800の2機種の開発が予定されており、主翼先端にはA350 XWBで採用されたシャークレットを装備するほか、既存のA330と95%を共有するという高い共通性を保っています。また、A330 MTOW 242タイプで導入された機能なども反映し、航続距離を400海里延長し、航空会社に多くのメリットを提供するとされています。

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