宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は2017年1月24日(火)、同日16時44分に鹿児島県の種子島宇宙センターから、H-IIAロケット32号機で打ち上げられたXバンド防衛通信衛星2号機「きらめき2号」について、ロケットの計画通りの飛行と衛星分離を確認し、打ち上げが成功したと発表しました。
今回打ち上げに成功したXバンド防衛通信衛星2号機は、防衛省がスカパーJSATの子会社であるディー・エス・エヌに発注した「Xバンド衛星通信中継機能等の整備・運営事業」に係るものです。自衛隊向けの衛星通信サービスなどで利用されていた通信衛星「SUPERBIRD」の後継機としての利用が予定されています。
なお、Xバンド防衛通信衛星は2016年7月に1号機「きらめき1号」の打上げが予定されていましたが、打ち上げ場所でフランス領ギアナに所在する「ギアナ宇宙センター」への輸送時に損傷が発生し、2018年3月以降の打ち上げに延期されています。このため、Xバンド防衛通信衛星の打ち上げ成功は今回の2号機が初となります。