エアバス・ヘリコプターズは2017年1月30日(月)、2016年の業績を発表しました。2016年の納入機数は418機で前年から5パーセント増加、総受注数は388機でした。
発表によると、受注の内訳は、小型単発機が188機、H135/H145、小型双発機が163機、スーパーピューマファミリーが23機です。2016年12月末時点の受注残は766機となっています。
2016年の軍需用では、H225Mをシンガポール、クウェートが選定したほか、H135/H145ファミリーがイギリスから軍用飛行訓練機として選定、AS565 MBe パンサーをメキシコおよびインドネシア海軍に初納入し、ドイツ海軍向けNH90シーライオンの初飛行を実施するなどの成果を挙げています。
また、民間機分野では、VIP仕様のH175中型双発ヘリコプターの初号機が運用を開始したほか、中国のコンソーシアムとH135を100機発注する契約を締結、ヘリオニクスを搭載したH135の型式証明を欧州航空安全局:EASA)から取得するなどしています。
エアバス・ヘリコプターズは2016年の受注の特徴として、民間および官公庁市場でのリードをさらに強固にし、主要な軍用機受注確保、市場における地位を維持したとしています。