デルタのA350初号機、最終組立ラインで作業始まる 太平洋路線の主力機に

デルタのA350初号機、最終組立ラインで作業始まる 太平洋路線の主力機に

ニュース画像 1枚目:デルタ航空のA350-900初号機
© Delta / AIRBUS S.A.S.
デルタ航空のA350-900初号機

デルタ航空は2017年2月22日(水)、7月に受領予定で同社初となるA350-900の最終組立が始まったと公表しました。この機体の製造番号(MSN)は「115」で、デルタ航空でのシップナンバーは「3501」、機体記号(レジ)は「N501DN」で登録される予定です。デルタ航空は、同社ロゴを施した主翼先端のウィングレットの画像を公開しています。

「115」の胴体、主翼、尾翼などのコンポーネントは1月、トゥールーズに到着しており、このほど最終組立ラインでの作業が着手されました。デルタ航空のA350-900は、トレント700エンジンを搭載し、全席個室タイプのビジネスクラス「デルタ・ワン」スイートを導入することで注目されています。

このA350-900を主に太平洋路線で使用し、アジア地域とアメリカ本土を結ぶ計画です。機内はビジネス32席、プレミアム・セレクトを48席、エコノミー226席、計306席とし、2KUのWi-Fiを装備するほか、調光式のLEDなどで快適性を高めます。

この機材の導入で、2017年末に退役する747-400を機材更新する計画です。なお、デルタ航空はA350を25機発注しているほか、A330-900neoを2019年から受領する計画です。

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