PACAFデモチームのF-16、インド・新・豪でのエアショーから帰還

PACAFデモチームのF-16、インド・新・豪でのエアショーから帰還

ニュース画像 1枚目:F-16の演技
© U.S. Air Force / Mark Lazane
F-16の演技

アメリカ太平洋空軍(PACAF)デモチームは2017年3月7日(火)、「アエロ・インディア 2017」を皮切りに、「RNZAF 2017 エア・タトゥー」「オーストラリアン・インターナショナル・エアショー 2017」と、インド、ニュージーランド、オーストラリアの3カ国にちょうど1カ月に渡る遠征を終え、三沢基地に帰還したと発表しました。PACAFデモチームは、各地のエアショーで演技を披露しました。

PACAFデモチームは遠征を通じ、太平洋地域のアメリカの同盟国と友好関係を促進する取り組みを図りました。このPACAFデモチームは第35戦闘航空団(35FW)のF-16ファイティング・ファルコン1機を使用し、その遠征をPACAFのC-17グローバマスターIIIが支援しています。C-17は、三沢からインド、ニュージーランド、オーストラリアへと輸送支援を行いました。

三沢基地に配備されているF-16は平均機齢が25年で、万一の故障などに即時対応するための部品や整備関連の機器などが輸送されています。デモチームのパイロット、リチャード・スミーディング少佐は、C-17の支援について「こうした遠征時に、支援物資がなければ、整備に戻らなければならず必要不可欠だ」とコメントしています。

エア・ショーや各イベントでのPACAFデモチームの支援は、アメリカがインド・アジア太平洋地域の安定と安全保障へのコミットメントを示すもので、相互運用性の促進や、その能力を示すものでもあります。

なお、各ショーでは、戦闘時に使用するF-16を使用し、3Gから9.6Gの単機による難しい曲技を披露しました。1カ月の短期間で太平洋地域の各国を移動し、全体で70万人超の観客に披露した遠征となりました。

この記事に関連するニュース
メニューを開く