ヴォルガ・ドニエプル、チリ山火事対応でAn-124でヘリ3機を緊急輸送

ヴォルガ・ドニエプル、チリ山火事対応でAn-124でヘリ3機を緊急輸送

ニュース画像 1枚目:ヴォルガ・ドニエプル航空のAn-124-100と搭載するヘリコプター・エクスプレスの3機
© Volga-Dnepr
ヴォルガ・ドニエプル航空のAn-124-100と搭載するヘリコプター・エクスプレスの3機

ヴォルガ・ドニエプル航空は2017年3月15日(水)、アメリカ・ジョージア州に拠点を置くヘリコプター・エクスプレスがチリの山火事対応のため、同社ヘリコプターを緊急輸送する支援を手がけたと発表しました。

ヘリコプター・エクスプレスはアメリカ森林局(USFS)とアメリカ内務省(DOI)の受託事業を手がけ、空中消火、計画的な野焼き、人員輸送など消防活動を展開しています。同社は今回、チリ政府と契約し、火災への対応にあたるため、ベル205、カマンK-1200 K-MAXの計3機をチリに急派しました。

ベル205、カマンはアトランタ国際空港に到着したのち、3時間未満でAn-124-100貨物機に搭載され、サンティアゴへ向けて11時間のフライトで移動しました。搭載時には、ヴォルガ・ドニエプルのこれまでの経験からロータブレードも取り外すことなく、目的地に到着後はすぐに運航を開始できるメリットがあるとしています。搭載したヘリコプター3機の重量は計25トンでした。

ヴォルガ・ドニエプル航空は、チリ政府が山火事に対応する迅速な解決策を提供するため、ヘリコプター・エクスプレスと初めて共同で仕事に取り組み、その能力を実証する機会となったとしています。同社は引き続き、重機吊り上げ、災害救援、ヘリコプター・チャーター・サービスなど全面的に支援する方針です。

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