ボーイングは2017年3月31日(金)、サウスカロライナ州ノースチャールストンの同社工場で試験飛行を開始する予定です。同社は2月にトランプ大統領を迎え、ロールアウト式典を開催し、地上試験を進めていました。なお、初飛行は天候など諸条件が整った場合に実施されます。
787ファミリーで3機種目となる787-10ドリームライナーは、787-9の約62.8メートル、787-8の56.7メートルと比べ、最も長い68.28メートルです。このため、推奨旅客数で787-8が242名、787-9が290名、787-10は330名と、最も多くの座席数を搭載できる機材となります。エンジンは、改良されたロールスロイストレント1000TENを搭載し、競合機より最大10%の燃費向上が図られる大きな要素となっています。
ボーイングはこの初飛行を同社ウェブサイトでも中継する予定です。