川崎重工、海自向けMCH/CH-101最終号機を納入 第51航空隊「8660」

川崎重工、海自向けMCH/CH-101最終号機を納入 第51航空隊「8660」

ニュース画像 1枚目:第51航空隊に納入されたMCH-101掃海・輸送ヘリコプター「8660」
© 川崎重工
第51航空隊に納入されたMCH-101掃海・輸送ヘリコプター「8660」

川崎重工は2017年3月29日(水)、海上自衛隊向けヘリコプターMCH/CH-101の最終号機、「8660」のMCH-101掃海・輸送ヘリコプターを第51航空隊に納入したと発表しました。砕氷艦「しらせ(AGB-5003)」に2009年から搭載、運用されている南極観測支援ヘリコプターのCH-101とあわせ、13機目の機体となります。この「8660」は、厚木基地で飛行する様子がFlyTeamメンバーからも投稿されています。

MCH/CH-101は、MH-53E掃海・輸送ヘリコプター、S-61A南極観測支援ヘリコプターの後継機として導入された機体です。川崎重工は2003年、現在はレオナルドとなっているEHインダストリーズとライセンス契約を締結し、海上自衛隊に2006年から納入、2009年度から定期修理、2015年度から定期修理、技術支援、部品補給を包括した契約となっています。

この機体は、川崎重工がライセンス製造するRTM322エンジンを3基搭載し、安全性、航続性能に加え、ランプドアからの搭載能力と機内作業性を備えた広いキャビンを確保しているほか、ローターブレードと機体尾部は、全自動折り畳み機能を装備し、艦上運用性にも優れています。

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