鴻池運輸などKONOIKEグループは2017年4月4日(火)、成田空港で航空貨物搭載や客室清掃などの空港地上サービス業務を手がけるJBSホールディングス傘下のグループ企業の承継について合意し、JBSと株式譲渡契約を締結したと発表しました。
承継対象の企業は、成田でグランドハンドリング事業を手掛ける日本空港サービス(JASCO)、旅客案内サービス事業を手掛ける空港ターミナルサービス(ATS)、機内食搭載・航空貨物取扱事業のエヌエービー(NAB)、空港内外での清掃サービス事業を手がけるジェイフレンドリー(JFI)の4社と、JBSに関連する学校法人翔陽学園「成田航空ビジネス専門学校」の運営です。JBSは吸収分割で新たに設立する新会社に事業を承継し、5月1日(月)付で鴻池運輸が新会社の全株式を譲受します。
同社は、政府が進める訪日外客数の目標が2020年度までに4,000万人、2030年度に6,000万人とし、インバウンドの増大が期待されていることを受け、その業務能力の強化・事業領域の拡大、その人材確保と育成に取り組む方針です。今回の事業承継で、成田空港でKONOIKEグループの既存業務の能力拡大に加え、グループで初めての機内食搭載業務、空港内旅客案内サービスへの参入を通じ、事業領域の拡大とあわせ、JBSが保有する社員の福利厚生施設や航空専門学校を活用し、将来的な人材確保や育成への布石を打つ方針です。