ロシア空・海軍Tu-95、Il-38、Tu-142の6機、日本海と太平洋を飛行

ロシア空・海軍Tu-95、Il-38、Tu-142の6機、日本海と太平洋を飛行

ニュース画像 1枚目:ロシア空軍 Tu-95MS RF-94201
© 航空自衛隊
ロシア空軍 Tu-95MS RF-94201

統合幕僚監部は2017年4月11日(火)、ロシア軍機が日本海、太平洋で飛行したと発表しました。これによると、機種、機数についてTu-95とIl-38が2機ずつを日本海、Tu-142の2機を太平洋で確認されています。いずれも航空自衛隊の戦闘機が緊急発進し、対応しました。

公開されている画像によると、Tu-95は「RF-94201」でロシア空軍のTu-95MS、Il-38は「RF-75342」のロシア海軍機とみられます。このうちTu-95は、ハバロフスク方面から日本海に飛行、男鹿半島から能登半島の沖合を数回にわたり周回した後、再び大陸に戻りました。Il-38は能登半島沖から追尾し、佐渡島の沖合で旋回、北上して奥尻島付近で旋回し、北上後にウラジオストク方面へ飛行しました。

太平洋側には、公開された画像はTu-142の「RF-34108」でロシア海軍のTu-142MZとみられます。航路は、宗谷岬付近から日本の領海沿いに南下し、北方領土の上空を通過して太平洋に進出したのち、根室沖から南下し、房総半島の沖合まで飛行し、その後に反転し、ほぼ同じ航路を戻りました。

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