カンタス、高速Wi-Fiサービスの試験運用を開始 80機導入は2018年末に

カンタス、高速Wi-Fiサービスの試験運用を開始 80機導入は2018年末に

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カンタス航空 737-800 イメージ

カンタス航空は2017年4月7日(金)、オーストラリア国内線で運航する737-800の機体記号(レジ)「VH-XZB」で高速Wi-Fi接続サービスの試験運用を開始しました。カンタス航空は2016年2月に、ブロードバンド・サービス・プロバイダのViaSatと提携、オーストラリアのnbnネットワークを活用した機内高速Wi-Fiサービスを提供する計画を発表しており、その計画を開始したものです。当初の計画からはやや遅れて試験が開始されており、テスト運用はは2017年内、A330と737のオーストラリア国内線の全80機への導入は2018年末に完了する予定となります。

新たに導入するシステムは、従来の機内Wi-Fiと比べるとおよそ10倍速い速度を確保できることから、Foxtel、Stan、Netflix、Spotifyとのコンテンツ提携を通じ、映画、テレビ番組、音楽、ニュース番組のストリーミング提供を行います。SNSや電子メールの利用に加え、YouTubeのクリップの閲覧などもストレス無く鑑賞できます。ただし、客室内での音声通話は認められません。

カンタス航空は、この高速Wi-Fi接続サービスの導入は、顧客サービスとしてオンライン接続の利便性向上に加え、パイロットや客室乗務員にもリアルタイムの情報提供が可能になり、多くのメリットがもたらされるとしています。パイロットには詳細な気象、天候情報が提供され、飛行時間を短縮する風の有効活用や乱気流の回避による安全運航につながるほか、客室乗務員は上空にいながら到着後の顧客へ旅行の提案を行うといった選択肢を提供し、サービス向上につながるとしています。

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