ボーイングとスウェーデンのサーブは2017年4月24日(月)、アメリカ空軍の次期練習機(T-X)に提案する2機目の初飛行を実施しました。初飛行はおよそ1時間にわたり、前席には1機目と同じくテストパイロットのSteven Schmidt氏、後席にはボーイング・テストパイロットのMatt Giese氏が乗務しました。初飛行では、1機目と同じく低リスク設計の主要項目の確認が行われました。
ボーイングが提案するT-Xは単発エンジン、垂直尾翼はツインテールとなっており、第5世代の戦闘機を考慮したコクピットとなっています。ボーイングはアメリカ空軍への提案に向け、新たに設計した機体で望んでおり、手頃な価格と柔軟性をアピールしています。
アメリカ空軍のT-Xは、50年以上運用しているノースロップT-38タロンに代わる高等練習機計画で、2024年に初期運用能力(IOC)の獲得が予定されています。350機もの調達が予定されています。