イギリスの海外領土で、大西洋に浮かぶセントヘレナ島に開設されるセントヘレナ空港に2017年5月3日(水)、南アフリカのエアリンクが初めて着陸しました。チャーター便としてケープタウン発、セントヘレナ着で60名を乗せ、13時55分に着陸しました。セントヘレナ政府が発表しています。
このチャーター便はエア・パートナーが手配した便で、ロイヤル・メール・シップのキャンセルを受けて、同社が航空便での輸送を手配したものです。セントヘレナ空港への初めてのチャーター便はBAe 146 Avro RJ85で運航され、セントヘレナのリサ・フィリップス総督やケープタウンで誕生したセントヘレナ籍の赤ちゃんなどが含まれていました。
この初便は、同飛行場の02/20滑走路のうち、北側の滑走路20から着陸しました。折り返し便は15時20分に48名を乗せ、ウィントフックを経由し、ケープタウンに戻りました。
セントヘレナ島に初めてとなる空港は、2016年5月下旬にも開港が予定されていましたが、建設地でのウインドシアの影響から、大きな失望を与えていましたが、このチャーター便で定期便運航に向けた大きな一歩になったとセントヘレナ政府はコメントしており、船の欠航でケープタウンへの帰りが遅れた人たちを安全に送り届けることが出来たとも加えています。