成田国際空港、2017年3月期の連結決算は減収増益 引き続き旅客数は増加

成田国際空港、2017年3月期の連結決算は減収増益 引き続き旅客数は増加

成田国際空港(NAA)は2017年3月期連結決算を発表、売上高は前期比0.5%減の2,174億3,700万円、営業利益4.3%減の414億5,600万円、経常利益3.3%減の372億9,800万円、純利益は4.5%増の 253億5,400万円と前期比で減収増益でした。

航空機発着回数、国際線と国内線発着回数、航空旅客数、国際線外国人旅客数、国内線旅客数は開港以来最高を記録していますが、機材小型化が進み、給油量が減少しているほか、機材重量の減少により空港使用料収入は減少しました。旅客数は訪日需要を中心に増加していますが、いわゆる「爆買い」が一段落したことに伴う減収を、新規店舗のオープン、販売促進施策などの増収で対応したものの、減収となりました。

なお、2018年3月期は、航空機発着回数、航空旅客数と国際航空貨物量は2017年3月期と比べ増加する見込みで、長距離・大型機材路線が減少、給油量は減少する見込みとしています。通期業績予想では、空港運営事業が航空機発着回数が増加も機材小型化で空港使用料収入、給油施設使用料収入は減収、外国人旅客数が引き続き堅調に推移することから旅客施設使用料収入が増収、リテール事業は外国人旅客数が堅調に推移し、物販・飲食収入、構内営業料収入が増収を見込んでいます。営業収益は前年同期比4.5%増の2,273億円、営業利益は7.1%減の385億円、経常利益は7.2%減の346億円、当期純利益は16.0%増の294億円との予想です。

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