エアバス、キャセイ向けA350のデリバリーフライトにバイオ燃料を使用

エアバス、キャセイ向けA350のデリバリーフライトにバイオ燃料を使用

ニュース画像 1枚目:キャセイパシフィック航空のA350-900
© AIRBUS S.A.S.
キャセイパシフィック航空のA350-900

エアバスは2017年6月1日(木)、キャセイパシフィック航空の15機目となるA350-900を引き渡し、バイオ燃料を10%混合した持続可能なジェット燃料でデリバリーフライトを実施しました。エアバスは航空機メーカーで初めて、新造機の引き渡しに持続可能なジェット燃料を混合するオプションを提供しています。

キャセイパシフィック航空の15機目のA350-900は機体記号(レジ)「B-LRP」で、6月1日にトゥールーズを離陸、香港へ向けて飛行しました。エアバスは、2016年5月に引き渡したキャセイ向けのA350XWB初号機から、すべてのA350の納入時に持続可能なジェット燃料を混合してきました。

バイオ燃料を使用するデリバリーフライトのコンセプトは当初、キャセイパシフィック航空が2015年に提案し、今回のデリバリーフライトで1年間にわたり、エアバスとトタルが構築した燃料の製造から顧客へのデリバリーまでのサプライチェーンが適切に機能していることが証明されました。エアバスは今後、ドイツ・ハンブルク、アメリカ・モービル工場での新造機引き渡しでもバイオ燃料を使用する予定で、2018年から実施します。

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