新関西国際空港、伊丹第1種区域内での空調機器など工事履歴情報を漏洩

新関西国際空港、伊丹第1種区域内での空調機器など工事履歴情報を漏洩

ニュース画像 1枚目:伊丹空港の第1種区域
© 新関西国際空港
伊丹空港の第1種区域

関西国際空港、大阪国際(伊丹)空港の用地、施設を所有する新関西国際空港は2017年6月2日(金)、関西エアポートに運営権を委託する以前の2015年6月ごろから10月ごろにかけて、伊丹空港付近の空調機器工事に対する助成事業で個人を特定できる内容で、助成工事の実施有無や実施年月日の工事履歴情報を特定の業者に漏洩していたと発表しました。 対象件数は2,559件で、新関西国際空港の社員が関西エコテックに漏洩していました。

この助成事業は、空港周辺での航空機騒音の障害防止に関する法律に基づき、国土交通省が定めた第1種区域内の住宅を対象に、防音工事や一定期間を経過したエアコン、換気装置の交換を行う場合、その費用の一部を助成しているものです。

新関西国際空港は、工事履歴に関する個人情報の漏洩の対象者に対し、「大変な御迷惑と御心配をおかけしました」と陳謝し、あわせて社員に同種事案が発生しないよう、個人情報管理の取扱いルールの共有・確認の徹底、外部専門家による定期的な研修の実施など、再発防止に取り組むとしています。また、対象地域に居住者で、工事履歴漏洩の対象者に、お詫びの手紙を送付し、専用窓口を設けて対応にあたるとしています。

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