ボーイングとUPSは2017年6月19日(月)、「パリ・エアショー2017」で767旅客機3機の貨物機改修を発表しました。UPSは767の購入と改修は、収益性の高い成長を実現するため、賢い投資の良い事例だとコメントし、ボーイングとの関係拡大で、世界中の顧客に安全で信頼できるオンタイムサービスを提供する仕組みを拡大できるとコメントしています。
UPSとボーイングは、1981年に727を導入して以来の長年の関係を築いており、UPSは1995年に767貨物専用機のローンチ・カスタマーとして契約した過去もあります。ボーイングは旅客機の貨物改修プログラムを通じ、旅客機を貨物専用機に変換し、航空機の機齢を延長します。
ボーイングは現在の市場見通しとして、今後20年間で400機のワイドボディ機の貨物機改修が必要であると予測しています。特に、Eコマースやエクスプレス市場の拡大、輸送量の増加に伴い、767貨物改修機が強く求められていると分析しています。