エアバス、新客室ブランド「Airspace」をA320にも導入へ

エアバス、新客室ブランド「Airspace」をA320にも導入へ

ニュース画像 1枚目:ムードライティングができるA320
© AIRBUS S.A.S.
ムードライティングができるA320

エアバスは2017年6月19日(月)、2016年にA330neoとA350に導入した新客室ブランドの「Airspace」成功を受け、新たにA320にも同コンセプトの客室を導入すると「パリ・エアショー2017」で発表しました。高い快適性、上質な機内環境など乗客に明確な利点を提供し、航空会社がそれぞれに差別化できる様々な客室装備を備えています。エアバスのワイドボディ機と共通の人間工学に基づき、客室デザインや最新技術も共有します。

これまで5個のバッグを収納していたスペースに8個収納でき、大きく重さのあるバッグを垂直に収納できる、同クラスの航空機の中で最大の頭上手荷物棚が設置されます。また、新しい壁面パネルの導入により客室幅が1インチ広くなります。個々の座席が肩の高さで1インチ幅広く確保され、個人スペースにゆとりも生まれます。

このほか、心地良い雰囲気を作り出すカスタマイズ可能な天井照明、A350の連想するようなより広い窓枠、ムードライティングや抗菌加工、自動の芳香器など、様々な自動オプションの装備が可能な化粧室を備えています。ドアフレームはA350XWBやA330neoのAirspaceデザインと調和し、ワイドボディ機のAirspaceと一貫性のあるデザインが採用されています。

搭乗者は、頭上ビデオモニター、オンデマンドの機内エンターテインメントシステムに加え、座席の電源、ワイヤレスの柔軟な通信、携帯電話通信も利用できます。完全なAirspace機内装備パッケージの提供は2020年を予定しており、既存機への改修装備も可能です。

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