バニラエア、6月18日のJW304便の乗客誤誘導で再発防止策を報告

バニラエア、6月18日のJW304便の乗客誤誘導で再発防止策を報告

バニラエアは2017年6月23日(金)、6月18日(日)のJW304便で駐機場送迎バスで国内線到着口に誤誘導した件で航空局からの厳重注意を受け、その再発防止策を報告しました。入国手続きが未完了の旅客10名のうち9名は手続きが完了、残る1名は6月24日(土)に手続き完了する予定です。

発生原因についてバニラエアは4点をあげています。(1)配車の確認は、1台目のバス運転者と直接行っているものの、2台目以降は直接の確認が出来ていない、(2)バス運転手とバス配車担当者間で内際区分を無線で相互確認しているものの、運転手の誤った確認内容に配車担当が気づかなかったこと、(3)国内線バス到着口に、国際線バスが誤って到着した場合に誤りを確認、乗客の降車を防止する仕組みがない、(4)旅客から申告を受けるまで、誤って国内線バス到着口で降車したことが把握できていないことをあげています。

これに対し、(1)全てのバス運転手と配車内容を確認し、「内際別表示プレート」をバス運転手とバニラエアの国際線到着バス担当が飛行機側で相互確認、(2)無線確認の回数を現行の到着口到着前の1回から、機側を出発する際も行う2回確認と、内容をバス配車サブ担当者も確認、(3)国内線バス到着口に配置している成田国際空港(NAA)の警備員も到着バスの「内際別表示プレート」を確認し、万一、誤って国内線バス到着口に到着した場合には乗客の降車しない様に指示、(4)国際線バス到着口にバニラエアの到着口担当を新たに配置し、配車した全てのバスが国際線バス到着口に到着したか確認する再発防止策を講じます。

バニラエアは、搭乗客や関係者に再度陳謝しているほか、関係各所との連携を通じ、対応するとしています。

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