海上保安庁、海賊対策を目的に巡視船をフィリピンとベトナムに派遣

海上保安庁、海賊対策を目的に巡視船をフィリピンとベトナムに派遣

海上保安庁は2017年5月24日(水)から6月27日(火)まで、東南アジア海域等における海賊対策として同海域沿岸国の海上保安機関に対して法執行能力向上の支援を図るため、フィリピンとベトナムに巡視船を派遣しました。派遣された巡視船は、新潟海上保安部に所属する「えちご(PLH-08)」で、機体記号(レジ)「JA916A」のS-76D救難ヘリコプター「みさご」を搭載しています。

フィリピンのダバオには、2017年6月1日(木)から6月4日(日)まで滞在し、海上保安庁、フィリピン沿岸警備隊、国際協力機構(JICA)、アジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP)の4機関による海賊対処などを目的とした合同訓練や、JICA短期専門家によるゴムボート訓練などを実施しました。なお、フィリピン沿岸警備隊はこの訓練で40メートル級巡視船を使用、この船舶は日本政府が供与しており、海上保安庁とは初めての合同訓練でした。

また、ベトナムのダナンには、6月13日(火)から6月19日(月)まで滞在し、ベトナム海上警察職員に対し、法執行能力向上を目的とした違法操業漁船取締に関するワークショップ開催や合同訓練などを行いました。なお、ベトナムでも日本政府が供与したベトナム海上警察巡視船と初めて訓練が実施されました。

期日: 2017/05/24 〜 2017/06/27
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