ボンバルディア、グローバル7000で500飛行時間を達成 開発状況を公表

ボンバルディア、グローバル7000で500飛行時間を達成 開発状況を公表

ニュース画像 1枚目:組み立て中の4号機、5号機
© Bombardier Business Aircraft
組み立て中の4号機、5号機

ボンバルディア・ビジネス・エアクラフトは2017年7月17日(月)、グローバル7000の飛行試験プログラムの進捗を明らかにし、計500時間のマイルストーンを達成したと発表しました。3機の飛行試験機(FTV)と、FTV4とFTV5の2機の試験機は現在、最終組み立てとプリフライトの専用格納庫での飛行認証試験の段階にあり、まもなく試験飛行に加わります。この5機体制で開発プログラムを進め、目標とする2018年後半の運航開始を達成できる見通しを明らかにしました。

ボンバルディアによると、飛行試験プログラムの現段階に期待されているすべての性能と信頼性を満たしているとし、残る2機の試験機も初飛行に向けて着実に前進し、この2機を加えた試験のペースを上げる計画です。あらゆる性能面での限界を追求し、機体の完成度の高く、開発プログラムは順調に型式証明の取得に向けて進んでいるとしています。

グローバル7000は、2016年11月に初飛行した初号機「C-GLBO」、2017年3月に2号機「C-GBLB」、2017年5月に3号機「C-GLBX」がそれぞれテスト飛行し、飛行機の推進装置、電子機器、電気・機械系システムの能力が実証されています。この中で、FTV1は2017年3月のテスト飛行中にマッハ0.995を記録したほか、酷暑や寒冷地の環境試験を完了しているほか、北極地域を飛行してグローバル7000の長距離航行能力を実証するマイルストーンを達成しています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く