トラビス空軍基地の第6、第9空中給油飛行隊は、アメリカ軍の太平洋を横断する各種機材に空中給油し、各部隊の任務を支援しています。
アメリカ空軍の発表では、7月13日(木)にはハワイやウェーク島から離陸し、C-17グローブマスターIIIの5機に給油しました。C-17は300名以上のパラシュート部隊が搭乗していました。この部隊は、アルティメート・リーチ訓練でオーストラリアへ向かうところで、アメリカ軍は太平洋地域での即応体制と同盟国との対応力の維持、強化を保持しています。また、空中給油は、タリスマン・セーバー訓練でも実施されており、参加するアメリカ、カナダ、オーストラリアの各国軍のオーストラリアへの遠征を支援しています。
第6、第9空中給油飛行隊はKC-10を運用しており、太平洋地域でアメリカ海軍のF/A-18スーパーホーネットを含め、各機種に対応しています。KC-10の給油能力は、6つの燃料タンクにはKC-135の2倍となる356,000ポンド以上の燃料を搭載しており、アルティメート・リーチ訓練のように短期間で5機のC-17に給油すると行った任務を完了できます。空中給油を主な任務ですが、KC-10の航続距離は4,400マイルで、最大75名が搭乗、約170,000ポンドの貨物を輸送できることから、補給を行いながら、人員や装備輸送が可能で、太平洋地域での活動を支援しています。