カタール航空は2017年8月9日(水)、同国政府が世界80カ国を対象に、ビザなしでのカタールへの入国制度がスタートしたことを受け、歓迎する声明を発表しています。これにより、対象国の国民はカタールを訪れる際、事前にビザを申請、手数料を支払う必要がなくなりました。
ビザなしで入国する際は、最低6カ月間の有効期限のあるパスポートと帰路の航空券を提示すると、有効期限内なら何度でも入国できるマルチプルエントリーのビザが無料で発行されます。国籍によって滞在期間は異なり、90日間カタールに滞在できる複数回で計180日間有効、または30日間カタールに滞在できる30日間有効となります。30日間有効の場合、申請でさらに30日間滞在を延長することができます。なお、日本は30日間有効の国リストに含まれています。
カタールは7月、ビザをより簡単に効率的に発行できる、e-visaプラットフォームを立ち上げ、今回のビザなし入国制度も含め、同国への訪問者を増やしたい狙いです。さらにカタールは、湾岸協力会議に所属するバーレーン、クウェート、オマーン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、またイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、シェンゲン協定国の居住者、有効ビザ保有者を対象に、簡単なオンライン申請を旅行の48時間前までに行うことで電子渡航認証を得る仕組みも検討しているとしています。
■カタール ビザ免除国リスト <180日間有効> 1:オーストリア 2:バハマ 3:ベルギー 4:ブルガリア 5:クロアチア 6:キプロス 7:チェコ共和国 8:デンマーク 9:エストニア 10:フィンランド 11:フランス 12:ドイツ 13:ギリシャ 14:ハンガリー 15:アイスランド 16:イタリア 17:ラトビア 18:リヒテンシュタイン 19:リトアニア 20:ルクセンブルク 21:マルタ 22:オランダ 23:ノルウェー 24:ポーランド 25:ポルトガル 26:ルーマニア 27:セイシェル 28:スロバキア 29:スロベニア 30:スペイン 31:スウェーデン 32:スイス 33:トルコ <30日間有効> 1:アンドラ 2:アルゼンチン 3:オーストラリア 4:ベラルーシ 5:ボリビア 6:ブラジル 7:ブルネイ 8:カナダ 9:チリ 10:中国 11:コロンビア 12:エクアドル 13:パナマ 14:コスタリカ 15:ジョージア州 16:ガイアナ 17:香港 18:インド 19:インドネシア 20:アイルランド 21:日本 22:カザフスタン 23:レバノン 24:アゼルバイジャン 25:マケドニア 26:マレーシア 27:モルディブ 28:メキシコ 29:モルドバ 30:モナコ 31:ニュージーランド 32:パラグアイ 33:ペルー 34:ロシア 35:サンマリノ 36:シンガポール 37:南アフリカ 38:韓国 39:スリナム 40:キューバ 41:タイ 42:ウクライナ 43:英国 44:米国 45:ウルグアイ 46:バチカン市国 47:ベネズエラ