JAXA、平成29年度の第一次気球実験を終了 実験に不適切な天候続きで

JAXA、平成29年度の第一次気球実験を終了 実験に不適切な天候続きで

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2017年8月8日(火)、大樹航空宇宙実験場で実施していた「平成29年度第一次気球実験」を終了すると発表しました。

この実験は、2017年6月5日(月)から8月12日(土)まで実施する計画でしたが、今季予定していたB17-01実験とB17-03実験を実施せず、終了します。終了理由は、気球VLBI実験を行う「B17-01実験」において、気球にヘリウムガスを充填し、放球に向けた作業を継続していたものの、放球に適さない地上風の状態が継続し、飛翔安全の観点から今季の実施を見送る判断を下しました。

また、皮膜に網をかぶせたスーパープレッシャー気球の性能評価を行う「B17-03実験」では、気球飛翔に適さない高層風の状態が継続し、今後の改善見通しがたたないことから、こちらも実施見送りが決定しました。詳しくは、宇宙科学研究所のウェブサイトを参照ください。

期日: 2017/06/05 〜 2017/08/12
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