防衛装備庁、新護衛艦の主事業者に三菱重工 下請けに三井造船を選定

防衛装備庁、新護衛艦の主事業者に三菱重工 下請けに三井造船を選定

ニュース画像 1枚目:新護衛艦「30DD」の概要
© 防衛装備庁
新護衛艦「30DD」の概要

防衛装備庁は2017年8月9日(水)、2018(平成30)年度以降の護衛艦(新艦艇)調達の主事業者に三菱重工業、下請負者に三井造船を選定したと発表しました。2018年度以降に建造契約を締結することを想定した新護衛艦「30DD」は、2019年から4年間で8隻が建造される計画です。

企画提案は、ジャパンマリンユナイテッド(JMU)、三井造船、三菱重工業の3社が提出、いずれも要求したすべての項目に記載があり、第1段階評価は3社共に必須要求事項を満たしていました。第2段階評価では、設計建造能力、関連企業の管理能力、維持整備管理能力の観点から総合的な評価が行われ、三菱重工業がもっとも高く、次点が三井造船でした。

三菱重工業の提案概要は、基準排水量が約3,900トン、全長は約130メートル、最大幅がおよそ16メートル、最大速力30ノット超で、コンバインド・ディーゼル・アンド・ガスタービン(CODAG)方式を採用しています。ガスタービンエンジンがロールス・ロイスのMT30を1基、ディーゼルエンジンがMANの12V28/33DSTCを2基搭載します。このほか、回転翼哨戒機の搭載、発着機能を有し、水中無人機(UUV)、水上無人機(USV)も運用可能です。

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