エアバス・ヘリコプターズは2017年9月8日(金)、同社のドイツ・ドナウヴェルト工場で8月末にH145Mの武装システムを搭載した「HForce」仕様の初飛行を実施したと発表しました。「HForce」仕様は、エアバスが設計を手がけ、ミサイル、機関銃、ロケットやレーザー誘導システムを含め、各種の誘導弾など火器を装備できます。H145M仕様の認証は2018年の予定です。
仕様の認証取得前のステップとして、銃、砲撃、ロケットなどをハンガリー、レーザ誘導ロケットをスウェーデンで試験を行う予定です。「HForce」武装システムを搭載したH145Mのローンチ・カスタマーは、セルビア共和国で、HForce搭載H145Mを4機を含む計9機を引き渡しする予定です。
「HForce」は、エアバスの民間用ヘリコプターの軍用モデルのH125M、H145M、H225Mに搭載できるモジュール式の武装システムで、費用対効果の高い武装とされています。これにより、軽攻撃ヘリコプターの護衛など、編隊を組んで事態に対処できます。