三菱重工、インマルサットの衛星打上げを受注 2020年にH-IIAロケットで

三菱重工、インマルサットの衛星打上げを受注 2020年にH-IIAロケットで

三菱重工は2017年9月12日(火)、イギリスの移動体衛星通信サービス大手企業であるインマルサットの第6世代通信衛星「Inmarsat-6」シリーズの初号機「Inmarsat-6 F1」の打ち上げ輸送サービスを、受託したと発表しました。三菱重工の海外顧客からの衛星打上げ輸送サービスの受注は、今回で5件目となります。この衛星はフランスのエアバス・ディフェンス・アンド・スペースが製造中で、2020年にH-IIAロケットで打上げる予定です。

Inmarsat-6 F1衛星は、Lバンド周波数帯域とKaバンド周波数帯域のペイロードを同時に搭載した世界初の通信衛星で、従来のLバンドサービスにおける通信能力を飛躍的に向上させ、携帯電話、船舶や飛行機などの移動体向けに対する安全、かつ低価格な通信に加え、IoT向け機器通信サービスを提供します。また、Kaバンドサービスは、2015年から開始した、第5世代通信衛星によるグローバルエクスプレスシステムを向上させることができます。

三菱重工の打上げ輸送サービスは、打上げ成功率が約97.6%で、2005年以降は35回連続成功という高い成功率を誇っています。三菱重工は、今後も宇宙業界における幅広い顧客への中長期的なサービスを提案し、宇宙産業の発展を支え、日本ならびに世界の市場で新たなビジネスの機会を追求する方針です。詳しくは、三菱重工のウェブサイトを参照ください。

期日: 2017/09/12
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