中日本航空は2017年8月31日(木)、三重県の津市伊勢湾ヘリポートで、三重県防災航空隊の新機体、AW139の「みえ」、機体記号(レジ)「JA119M」の就航式と県民向けのヘリポート見学会に参加しました。就航式には、三重県の鈴木知事をはじめとする来賓が参加しました。
この就航式にあわせ、退役する旧機体のベル412の「みえ」、「JA6703」の安全運航に携わったとして、鈴木知事が中日本航空に対して花束を贈呈しました。中日本航空は今後も、安全運航に努めるとしています。
三重県防災ヘリコプターの更新事業は2015年に発注と購入契約を経て、2016年7月に「JA119M」として新規登録、試験飛行などを行い、今回の供用に至ったものです。三重県では、同県で最高峰の標高1694.9メートルの日出が岳で救助活動が可能なホバリング能力に加え、大規模災害に対応できるヘリコプターテレビ電送システムを装備しています。
主に、救急車での搬送を短縮する救急活動をはじめ、河川や海での水難や山岳事故に対応する救助活動、大規模災害や事故発生時の状況把握や輸送など災害応急対応、山林火災などでの火災防御活動などに従事します。
なお、9月17日(土)には事前申し込みで津市伊勢湾ヘリポート見学会を開催、同ヘリポートを拠点とする三重県防災、三重県警察に加え、滋賀県防災ヘリコプターとドクターヘリが加わり、機体展示と模擬訓練が披露されます。