アズール・ブラジル航空は2017年9月21日(木)、航空機リース会社のアヴァロンとA330-900neoを5機、リース契約したと発表しました。契約した機材は2018年後半に導入を開始します。この機材の導入でアメリカ、ヨーロッパ路線の国際線を強化するほか、新たな就航地を検討します。
アズールは2014年、リース会社のエアキャップとA350-900の導入で契約し、長距離向けに新機種の導入が見込まれていましたが、同社に割り当てられる製造番号「098」のA350が引き取られず、この契約破棄が明らかになっています。このため、ワイドボディ機の機種選定は、今回の契約で改めてA330シリーズで統一します。
アズールが受領するA330-900neoはビジネス34席、エコノミー・エクストラが108席、エコノミー156席、計298席の仕様です。現在、運航するA330-200はビジネス20席、エコノミー251席の271席で、A330neoは27席を増やします。A330neoは現行機と比べ、1席あたりの消費燃料は14%削減でき、中距離路線のワイドボディ機で最も燃費効率の良い機材となります。