国土交通省、九州への外国人入国者数の推移を発表 最速で年間300万人突破

国土交通省、九州への外国人入国者数の推移を発表 最速で年間300万人突破

国土交通省九州運輸局は九州への外国人入国者数の推移について、2017年7月の確定値と8月の速報値を発表しました。これによると、7月は船舶観光上陸を含め、前年比21.4%増の445,277人で、前月に続き40万人を突破し、記録に残る2007年以降、単月として2カ月連続で過去最高を記録しています。

8月の速報値は、船舶観光上陸を含まず、前年比42.5%の268,954人で、引き続き前年同月を上回り、2017年1月から8月の累計は3,029,168人で、2016年より2カ月早く300万人を突破しています。なお、7月までの7カ月間の入国者ランキングでは、韓国が125万人で1位、台湾が21万人で2位、次いで中国、香港とアジアからの訪問者が大部分を占めています。

入国者ランキング1位の韓国は、格安航空会社(LCC)の新規就航、増便が続いています。2016年12月にはジンエアーが釜山、仁川発着の北九州線に就航、2017年に入ってからチェジュ航空が仁川/福岡線を2月と7月に増便、釜山/福岡線を6月に増便、ティーウェイ航空が4月に仁川/熊本線に就航、さらに仁川発着の大分、佐賀線を増便しています。6月以降は一部の路線で減便があり、同行を注視する必要があるものの、全体的に個人旅行の増加を促進しています。

台湾路線では、Vエアの福岡線の運航停止やチャイナエアラインの宮崎線減便の影響がありつつも、タイガーエア台湾の台湾/佐賀線の定期チャーター便などで前年同月比が増加しているほか、香港線も香港エクスプレスの鹿児島、福岡線の増便で、好調です。なお、タイ路線では2016年10月にジェットスター・アジアがシンガポール/バンコク/福岡線を撤退したことにより、前年同月比が減少しています。詳しくは、国土交通省のウェブサイトを参照ください。

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