ニキ航空とLGWはユーロウイングスに吸収、A320とQ400を計50機移籍

ニキ航空とLGWはユーロウイングスに吸収、A320とQ400を計50機移籍

ニュース画像 1枚目:エア・ベルリンとユーロウィングス
© Lufthansa
エア・ベルリンとユーロウィングス

ルフトハンザは2017年10月13日(金)、エア・ベルリン・グループとの交渉を経て、ニキ航空、LGWの買収契約の締結を正式に発表しました。買収する2社はユーロウイングスに吸収し、急速に成長を進める新ブランドの運航規模を拡大します。

具体的には、LGWのスタッフ870名と、DHC-8-400(Q400)の17機とA320の13機、ニキ航空のスタッフ830名とA320の20機、計1,700名と機材はA320が33機、 Q400の17機、計50機がユーロウイングスに加わります。エア・ベルリン・グループがユーロウィングス向けに提供するウェット・リース契約は、ユーロウィングスの保有機として形態を変えて継続され、さらにスタッフと機材を含め運航規模が拡大します。

今回の契約で、ユーロウイングスは160機から210機に増加します。このうち短・中距離の機材は189機で、長距離機材は21機となり、ヨーロッパの航空会社でポイント・トゥ・ポイントを事業形態とする航空会社では第3位の規模となります。また、従業員は現在の7,000人から1万人に拡大します。

ユーロウイングスは、今回のエア・ベルリン・グループの買収とは関係なく、ケルン、ベルリン、ミュンヘン発着で長距離路線を拡大します。ルフトハンザ・グループはこれにより、ドイツ、ヨーロッパ市場で競争力あるコストで、統合完了後には利益がつながるとしています。

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