中国南方航空は2017年10月20日(金)、777-300ERを8機、737-800を30機、計38機の購入を発表しました。777-300ERはカタログ価格で3億1,770万ドル、737-800は1億370万ドル、計4億2,140万ドルです。
発注した機材は、2019年に777-300ERの5機、737-800の12機、2020年に777-300ERの3機、737-800の18機が引き渡しされる予定です。この契約分は、中国政府と株主の承認を条件としています。
発表された機材発注は、中国南方航空の5カ年成長戦略の一環で、新たな北京大興国際空港の開設に伴うデュアル・ハブ戦略の推進と、同社グループの供給増を目指す取り組みです。有効輸送トンキロ(ATK)ベースで、機材更新などを考慮に入れない計算で2016年12月末と比べ、発注した新機材の導入で8.1%増となります。
中国南方航空のデュアル・ハブ戦略は、2025年に北京大興国際空港で250機を配備し、1日900便を運航、新空港の輸送量の40%を獲得する計画です。これにより、広州とあわせ、2拠点で中国国内線と国際線路線を展開します。