横田基地、C-130Hの最後の2機を見送る 「74-2065」と「74-1661」

横田基地、C-130Hの最後の2機を見送る 「74-2065」と「74-1661」

ニュース画像 1枚目:横田基地C-130H最後の1機を見送る隊員たち
© U.S. Air Force photo by Yasuo Osakabe
横田基地C-130H最後の1機を見送る隊員たち

アメリカ空軍横田基地は2017年10月16日(月)、C-130Hの最後の2機を感謝の念を込めて見送ったと発表しました。最後の2機はいずれも1976年製の機体で、テイルナンバーは「74-2065」と「74-1661」でした。

横田基地に所在する第374空輸航空団(374AW)はC-130Hハーキュリーズを14機運用し、これをC-130Jスーパーハーキュリーズへ更新していました。横田基地は世界の50%をカバーするインド・アジア太平洋地域の戦術空輸を14機のC-130Hが担い、現役部隊では最後となることは間違いないだろうとコメントし、比較的小さな部隊が地球上でもっとも重要な地域の任務に対応してきた功績を讃えています。

横田基地には2017年3月にC-130Jの1機目が配備され、第36空輸飛行隊(36AS)は更新した機材で引き続き、インド・アジア太平洋地域の戦術空輸を担います。

C-130Hはさまざまな活動、任務を重ね、東日本大震災時の「トモダチ作戦」では仙台空港に強行着陸し、物資輸送や空港機能の回復に貢献したほか、毎年恒例の任務としてクリスマス前に太平洋地域の島嶼を巡るクリスマス・ドロップで季節にあわせた贈りものを支援するなど、幅広く活躍しました。

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