あいち航空ミュージアム、零式艦上戦闘機52型甲「4708号」を展示へ

あいち航空ミュージアム、零式艦上戦闘機52型甲「4708号」を展示へ

愛知県は2017年11月1日(水)、県営名古屋空港に隣接する「あいち航空ミュージアム」に三菱重工業から零式艦上戦闘機「52型甲」を借受け、展示すると発表しました。この機体は、三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所史料室の零式艦上戦闘機「52型甲」の「4708号」です。

愛知県の大村知事は11月1日(水)の記者会見で、零戦の軽量化に貢献した新素材の超々ジュラルミン、空気抵抗を減らす主翼の沈頭鋲など当時の技術と共に、1943年ごろからF6Fヘルキャットなどとの性能格差により大敗を機し、特攻隊に至る歴史をしっかりと記し、多くの若い尊い命が犠牲となったことを踏まえ、平和への想いを改めて誓うことも併記し、展示する意義を語りました。52型甲は、三菱重工が大江工場に展示する予定で、愛知県は大江への移設までの間、この機体を借受けます。

これにより、展示機は航空自衛隊のYS-11「52-1152」、三菱航空機のMU-2、ビジネスジェット機MU-300、ヘリコプターMH-2000、名古屋市立工業高の生徒が手がけおよそ70メートル飛行した「名市工フライヤー」と零戦となります。

県営名古屋空港に隣接する「あいち航空ミュージアム」は11月30日(木)、オープニングイベントを開催します。これを前に近隣の住民、学校、観光、空港関係者などを招待し、内覧会などの開催も計画しています。

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