アイランド・エア、11月11日に運航停止 リース会社との法廷闘争で

アイランド・エア、11月11日に運航停止 リース会社との法廷闘争で

ハワイを拠点に運航するアイランド・エアは2017年11月11日(土)0時1分をもって、運航を停止すると発表しました。これに伴い、アイランド・エアはすべての旅客に対し、代替輸送を手配するよう呼びかけています。

アイランド・エアの運航停止を決定した背景は、2017年10月16日(月)、日本での会社更生法にあたるチャプター11を申請したことに伴う措置です。申請からこれまでの間、アイランド・エアは運航の継続、経営再建に向けた新たなスポンサー、航空機のリース主を探したものの、見つけることができなかったと説明しています。

新たな投資家を見つけることができなかった要因の1つは、リース会社のウェルズ・ファーゴ・バンク・ノースウェストによる法的な締め付けが厳しいものだったと説明しています。この法的措置は、11月3日(金)に多方面に渡る法的措置を駆使し、アイランド・エアは追加の資金調達なしに立ち行かない状態となり、リース機はすべて契約終了となることが求められていました。

これに対し、アイランド・エアは「あらゆる手段を講じてきた」とし、多くの顧客、経営陣、従業員、取引関係先などの協力により、破産申請後の数週間も運航ができ、ハワイ州で37年間にわたる運航を継続してこれたと感謝の意を示しています。

※記事中の漢字誤りを一部修正しました。お読み頂きました皆様にはご迷惑をおかけ致しました。

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