横田基地で物料投下訓練中に事故、貨物がパラシュートから外れて落下

横田基地で物料投下訓練中に事故、貨物がパラシュートから外れて落下

ニュース画像 1枚目:横田基地のC-130J
© U.S. Air Force photo by Yasuo Osakabe
横田基地のC-130J

横田基地で2017年11月15日(水)9時54分ごろ、C-130Jの3機による飛行訓練、物料投下訓練を実施中、貨物1つがパラシュートから外れ基地地面に落ちる事故が発生しました。横田基地広報部が防衛省北関東防衛局を通じ11月16日(木)、自治体に情報提供しました。落下場所は、滑走路中央付近です。

横田基地は再発防止のため、事故調査を進めています。同基地は周辺住民、空兵の安全が最優先事項として、同様の物料投下訓練は問題が解決したうえで実施する方針です。この事故を受け、北関東防衛局は横田基地第374空輸航空団司令官に原因究明と再発防止に努めること、この物料投下に関する情報の提供を要請しています。

横田基地周辺市町基地対策連絡会は、住民から地元自治体に寄せられた情報を基に、この事案について防衛省北関東防衛局に照会、判明したものと指摘し、2017年度は航空機の部品遺失などが続き、人命に関わる重大事故につながる可能性があり、多くの住民に不安を与え、事故発生と情報提供の遅延に遺憾の意を表明し、11月17日(金)に口頭要請しました。

要請では、事故の経緯を明らかにし、原因究明と再発防止、訓練時の安全対策の徹底、関係自治体へ速やかに情報提供することの3点について、横田基地第374空輸航空団司令官、北関東防衛局長、横田防衛事務所長に求めています。

メニューを開く