横田基地、11月21日から物料投下訓練を再開 人為的ミスで適切に結ばれず

横田基地、11月21日から物料投下訓練を再開 人為的ミスで適切に結ばれず

ニュース画像 1枚目:C-130J
© U.S. Air Force photo by Yasuo Osakabe
C-130J

北関東防衛局は2017年11月20日(月)、アメリカ空軍横田基地は物料投下訓練を11月21日(火)から再開すると関係自治体に通知しました。同基地のC-130Jの3機が2017年11月15日(水)9時54分ごろ、飛行、物料投下訓練を実施中、貨物1つがパラシュートから外れ基地地面に落ちる事故が発生したことを受け、同訓練は中止されていました。

基地で調査したところ、物料投下訓練の事故はおよそ30キログラムのベニヤ板の合板の箱、中身は緩衝材の貨物がパラシュートから外れて滑走路中央付近に落下し、滑走路上には軽微な亀裂が生じました。原因究明の結果、担当者の人為的ミスでパラシュートと貨物を連結するロープが適切に結ばれておらず、今回の事故が発生したことが判明しています。

同基地では再発防止策として、訓練を実施した担当者に技能トレーニングを実施し、基本的な手順を再確認する教育を行い、原因を部隊内で共有しています。こうした再発防止策を講じ、11月21日(火)から横田基地での物料投下訓練を再開します。

なお、横田基地では地元住民へ不安を与えたことについて十分認識し、安全確保と再発防止に万全を期して今後、訓練を行います。北関東防衛局でも、この事案についてアメリカ側が合理的な措置をとったと判断し、物料投下訓練の再開に理解を示しています。

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