ロッキード・マーティンは2017年11月27日(月)、アラスカ州のアイルソン空軍基地でF-35AライトニングIIによる雪氷滑走路での試験を開始しました。試験は、アメリカ空軍テストパイロットのジョナサン・スパーズ・ギルバー少佐と、ノルウェー空軍テストパイロットのEskil Amdal少佐が参加しています。この試験はノルウェー空軍のドラグシュート試験の一環でもあり、数週間にわたる試験項目を確認します。
開始された試験は、F-35Aが極端な気候状況での作動を保証する2段階の試験のうち、1段階目に実施されるものです。第2段階は、着陸時にドラグシュートを展開する試験で、この項目もアイルソン空軍基地で2018年第1四半期に実施される計画です。
F-35Aのドラグシュートは、ノルウェー空軍の機体に搭載され、飛行時にもステルス性を確保する設計、形状が採用されています。ロッキード・マーティンは、この能力開発にあたり、ノルウェー、オランダと協力しており、2017年はじめにカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地でウェット、ドライとそれぞれの状態の滑走路でドラグシュート展開試験を実施しています。