兼松、防衛装備庁と次期飛行点検機2機を契約 引き渡しは2020年3月

兼松、防衛装備庁と次期飛行点検機2機を契約 引き渡しは2020年3月

ニュース画像 1枚目:サイテーション ラティテュード
© Textron Aviation Inc
サイテーション ラティテュード

兼松は2017年12月4日(月)、防衛装備庁から次期飛行点検機2機を受注したと発表しました。売買契約は2017年9月に締結、受注金額は76億1800万円で、引き渡しは2020年3月を予定しています。

兼松は、航空幕僚監部が実施した次期飛行点検機の提案要求に対し、テキストロン・アビエーションのサイテーション・ラティチュードをベース機とし、ノルウェイジャン・スペシャル・ミッション(NSM)製の飛行点検装置を組み合わせて提案、この機種が選定されました。

テキストロンのサイテーション・ラティチュード680Aは、2015年に初号機を納入、以降2年ですでに世界で100機が納入、運用されている極めて信頼性の高い航空機です。NSMの飛行点検装置も世界各国で40台以上の納入実績があり、国土交通省航空局が運用するDHC-8-300(Q300)やサイテーションCJ4の飛行検査機にも採用されています。

飛行点検機は、航空機の飛行経路の電波の道をつくる航空保安施設、航空交通管制施設、航空管制通信施設等の機能が正常に保持されているかを実際に飛行して点検・確認し、航空機の安全航行を支えます。空自は飛行点検機のYS-11A-218FCの後継、2016年4月にU-125の事故で失った機体の補完として取得する手続きを進めています。

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