航空局、ドローン落下事故を発生させた空創技研プロペラに厳重注意

航空局、ドローン落下事故を発生させた空創技研プロペラに厳重注意

大阪航空局は2017年12月6日(水)、11月4日(土)に岐阜県大垣市のイベントで無人航空機を落下させた空創技研プロペラ社に対し、厳重注意を行いました。この事案は、大垣市での催し場所の上空で、空創技研プロペラが飛行させていた無人航空機が落下、観客3名が軽傷を負った事故です。

事故原因は引き続き調査中ですが、これまでの確認の結果から、航空法に違反する行為、飛行にあたって十分な安全上の確認が行われていなかったことが判明し、安全意識、法令遵守の精神が欠如しているとして、厳重注意となりました。

大阪航空局によると、事故時の飛行は、許可承認を受けていない機体を使用、かつ、当日の風速や搭載重量の計測を適切に行わないまま飛行させていました。さらに、2016年8月15日(月)の岐阜県恵那市の催しで、必要な承認を受けず日没後に飛行し、立入禁止区画に観客が入ったことを認識しつつ飛行を継続させていました。

航空局は、判明している事案以外に法令違反や安全措置が不十分であった事例の有無の調査、それらの事案すべてについて原因究明と再発防止策を検討し、報告することも指示しています。

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