旅行会社のJTBは2017年12月21日(木)、2018年の旅行動向見通しの調査結果を発表しました。国内旅行人数は前年比1.8%増の3億1,120万人、海外旅行人数は1.7%増の1,820万人、訪日外国人旅行者数は12.3%増の3,200万人で、全ての市場において増加すると予測しています。
このうち海外旅行においては、格安航空会社(LCC)が安価な交通手段、また地方空港から直接海外に行く手段として定着し、旅行費用の節約を後押しする存在になりつつあるとしています。また、LCCのアジア航空路線の拡大などを背景にアジア地域への旅行の割合が増加しており、2018年もアジア中心の傾向が続き、長期的に近距離にシフトしていくと分析しています。
さらに、フルサービスキャリアの新規就航も活発で、2018年6月2日(土)にはエア・カナダが成田/モントリオール線に、7月3日(火)からはフィジー・エアウェイズが成田/ナンディ線に就航するほか、エールフランス航空も日本路線を現在の週35便から、2018年夏スケジュールで週40便への増便を発表しています。
なお、2017年は9月に最速で2,000万人を突破した訪日旅行については、中国人が最多なものの、伸び率では韓国は平均40.6%と大きな伸びを見せているほか、インドネシア、ベトナムも30%以上の伸び率を示しています。地方空港のゲートウェイ機能の強化が図られているとともに、2018年1月就航予定のチェジュ航空の仁川/鹿児島線、タイガーエア台湾の小松/台北線など、LCCの就航が続くことから座席提供数が引き続き拡大する見込みだとしています。詳しくは、JTBのウェブサイトを参照ください。