AVICが開発する水陸両用機AG600、12月24日に64分の初飛行

AVICが開発する水陸両用機AG600、12月24日に64分の初飛行

ニュース画像 1枚目:AG600
© FlyTeam News
AG600

中国航空工業集団(AVIC)は2017年12月24日(日)、珠海金湾空港を拠点に開発中の水陸両用機AG600の初飛行を実施しました。初飛行の出発は9時24分、到着は10時43分、飛行時間は64分、高度は3000メートルに達しました。これを受け、AVICは本格的に水陸両用機の飛行試験を実施し、中国ではじめてとなる水陸両用機の運用に向けて開発を進めます。

初飛行には、国務院副総理で中国共産党中央政治局委員、工業・交通などを担当する、 馬凱氏も出席し、国をあげた開発を祝いました。特に、中国では旅客機のC919開発が進められており、これと同等の重要性のある開発と位置づけられています。この機種は、システム全体の98%が中国国内のサプライヤーでまかなっているとされています。

中国は大型の水陸両用航空機のAG600の開発で、森林火災、サンゴ礁の保護、海域での救助活動、海洋環境のモニタリングと保護、資源探査、輸送を含めた緊急救助システムの改善と、一帯一路構想の実現に重要なものとされています。

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