木更津駐屯地でのMV-22定期機体整備、2017年度内は試験飛行実施せず

木更津駐屯地でのMV-22定期機体整備、2017年度内は試験飛行実施せず

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© U.S. Marine Corps photo by Lance Cpl. Cody J. Ohira
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木更津市は2017年12月27日(木)、木更津駐屯地で実施するアメリカ海兵隊MV-22オスプレイの定期機体の整備状況について防衛省北関東防衛局からの情報提供を公表しました。木更津駐屯地では、2017年2月からMV-22の定期機体整備が実施されており、現在は機体の分解、点検を経て、部品交換や修理が実施されています。

整備は当初、9月ごろの終了を見込んでいましたが、すでに明らかにしている通り、整備を担当するスバル(旧・富士重工)にとってはじめての整備のため、整備要員の習熟、作業手順書などの作成、所要の部品や専用治工具の取得に時間を要し、当初の見込みよりも時間を要している状況と説明しています。

アメリカ軍による整備に関する研修の受講、作業の細部手順を定めた書類の作成なども長引く要因となっていますが、防衛省は今後、オスプレイの整備を手がけるにあたり、技術の向上、慎重かつ確実な手順を踏んだことによるものと説明しています。

今後、試験飛行が行われる予定ですが、 2017年度中に試験飛行は実施されない見込みです。これまで2017年中は実施しないと発表済みですが、2018年3月末まで試験飛行を行わないと、期間が後倒しされています。

また、2機目の整備計画について北関東防衛局は、アメリカ側から確定的な情報は得られていないと説明しています。

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