レオナルド、AW109トレッカーの型式証明取得 日本は警視庁向けに納入

レオナルド、AW109トレッカーの型式証明取得 日本は警視庁向けに納入

ニュース画像 1枚目:AW109 Trekker
© Leonardo
AW109 Trekker

レオナルドは2017年12月27日(水)、AW109トレッカーヘリコプターについてヨーロッパ航空安全庁(EASA)の型式証明を取得したと発表しました。AW109トレッカーは、ベストセラーのAW109/Grandシリーズとしてはじめてスキッドランディングギアの装着、ジェネシス・エアロシステムズのグラスコックピットを搭載し、厳しい環境や気象条件で飛行中の作業負荷の軽減につながる必要な情報をパイロットに提供する装備へとアップグレードしています。

エンジンはプラット・アンド・ホイットニー・カナダのPW207Cタービンエンジンを2基搭載しています。これにより優れた飛行性能、高い機動性、堅牢性、高度なナビゲーション機能に加え、汎用性、先進性、更には経済性を持たせた双発ヘリコプターとして運航します。この1機目は2018年第1四半期に納入される予定です。

AW109トレッカーは、最大6名が搭乗、または3名の医療スタッフとストレッチャーで搭乗する患者1名、あるいは2名の医療スタッフとストレッチャーで搭乗する患者2名などの構成が可能です。パイロット1名での運航も可能で、運航用途に応じて探知灯、外部スピーカー、FLIRカメラ、ビデオダウンリンク、スノースキー、緊急フロート、貨物用フック、救助用ホイスト、広範囲の室内用レイアウトなど構成を変更できます。

レオナルドは2016年6月、警視庁からアグスタAW109トレッカーを2機受注したと発表しています。航空局への登録によると、「JA35MP」は2017年11月、「JA36MP」は2018年6月の本登録が予定されていることから、近く日本にもこの機種が納入されるとみられます。

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