いずも型ヘリ護衛艦、空母化とF-35B導入伝えられるも大臣は否定

いずも型ヘリ護衛艦、空母化とF-35B導入伝えられるも大臣は否定

ニュース画像 1枚目:手前にいずも、奥にロナルド・レーガン
© U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Nathan Burke
手前にいずも、奥にロナルド・レーガン

いずも型護衛艦の「いずも(DDH-183)」と「かが(DDH-184)」について、ヘリコプター搭載護衛艦からF-35Bを搭載する空母への改修が検討されている模様です。2017年末にロイターなど各報道機関が伝えました。小野寺防衛相は、2017年12月26日(火)の記者会見でこの件を問われ、「F-35Bの導入や「いずも」型護衛艦の改修に向けて具体的な検討は行ってはいない」と回答しています。

防衛相は、防空を全うするため様々な検討を不断に行うことは大切で、そのための装備を検討することは重要と指摘しつつ、具体的に決まっていることはないと指摘し、専守防衛の基本的な考えも変わりないとコメントしています。

いずも型護衛艦は、長さ248メートル、幅38メートルとその艦の大きさからSTOVL空母と比べて遜色がないことから、将来的にはF-35Bを搭載すると当初から話題を集めていました。「ヘリコプター搭載護衛艦」も海上自衛隊の名称で、海外では空母、あるいはヘリコプター空母として認識されています。

当初からF-35Bの運用について噂され、実際の運用やF-35B導入に向けた契約変更や新規購入の予算措置、さらに日本を取り巻く安全保障環境による状況の変化など、検討や対処する項目の条件は多いものの、ヘリコプター護衛艦の空母化とF-35Bの導入について、今後も想定される案となりそうです。

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